初心者マークの広告運用担当者がweb広告ついて書いてみる

これはactindi Advent Calendar 2018、17日目の記事です。

 

ふらっとパートしにきたadってなんすかレベルだった私がなんやかんやあって広告運用担当に!(激レアさんつれてきた風で)
某飲食店検索サイトでルート営業→某飲食チェーンの本部(そこそこブラック)勤務を経て、ふらっとアクトインディにやってきて、社員になりジョブチェンジし、最近めでたく広告まわりの専任担当になりました。(←今ココ)

イヤホン装着率高めでモニターとにらめっこして結構ボリューム大き目独り言を時折発しながら仕事してます。(発した後の周りからの視線が痛い)

 とゆうわけで今の業務がメインになってからは日も知識も浅く日々勉強中。

最近読んだ本に「インプットした情報はきちんとアウトプットしないと身につかないよ~」と書かれていたので、アウトプットにしばしお付き合いください。

 

 ▼無駄のない広告配信のために

弊社運営のサイト「いこーよ」<https://iko-yo.net/>にもいくつかの広告枠が存在します。(お出かけ先を掲載している方も、お出かけ先を探している方も無料で利用できるサイトですので、広告を配信することで得られる広告料は大切な収入源の一つです。)

 

配信している広告の中でも弊社と直接お取引のあるお客様(お出かけ施設様やメーカー様など)にお買い上げいただいているものを純広告といい、純広告は弊社では原則インプレッション(以下imp)保証でお買い上げいただいてます。
指定された期間の最大在庫に対してお買い上げいただいたimpを差し引いたものが余剰在庫となり、この余剰在庫のマネタイズのためにアドネットワーク(第三者配信/広告配信ネットワーク)を利用しています。

余りなんて出さずに全部純広告出せばいいじゃん、と思われる方もいるかもしれませんがお客様に提示する最大在庫はあくまで「PVの予測値に対する在庫(万が一足りないと困るのでちょっと控えめ)」ですので、予測よりもサイトのPVが多かった場合は予定外の在庫が発生してもったいないので別の広告を出そう、とい考え方です。

 

また、 アドネットワークを使った広告でもっと広告効果を高めるための技術としてユーザーの行動を分析して配信を行う「行動リターゲティング広告」という手法が利用されています。

 ある商品を検索して商品サイトを閲覧した後に別のサイトを見たら、
なんかさっきまで見てたサイトの商品の広告が出てくるんだけど、というアレです。

 私は業務上、自社純広告のLPを確認したりするのでその商材の広告がよく表示されていますが(今トレンドはGW旅行早割訴求)、
先日「卒業式/袴レンタル」という広告が表示されピンポイントすぎてゾワっとしました。(娘小6なのでドンピシャ)
ちなみに私の上司は「薄毛対策」の広告が出たと嘆いていました。(「40代/男性」とかでターゲティングされたんだと)
皆さんもサイト閲覧時に身に覚えのある広告が日々表示されていることかと思います。(それは、もうストーカーのように)

 

リタゲ広告はサイト側でリタゲ用に「タグ」を設置し、その「タグ」が設置されたページをユーザが訪れると、サーバから「cookie」というものをそのユーザのブラウザに付与します。
サイト側はこの「cookie」が付与されたユーザーにロックオンして広告を配信できるというわけです。

WEBサイトにはたくさんの「タグ」が設置されており、それによって

 ・このユーザーは問い合わせフォームまで閲覧してて確度高いからたくさん広告配信しよう
・特定の商品ページを閲覧したユーザーには似た商品の広告を配信しよう
・お買い上げしてくれた/広告に反応しないユーザーは配信対象から外そう

 など、設置した「タグ」によって蓄積されたデータをもとにいろんな広告配信ができます。

広告を出す側としてはなんとも素敵なシステム。ユーザーからしたらはた迷惑ですが、、、
(前述の上司は今PCもスマホも某高級ジュエリーブランドの広告に占拠されている模様。クリスマス近いからかな)

 

▼「どこに広告を出す」から「どのくらいの単価で出稿するか」へ。 

弊社では「アドエクスチェンジ(以下ADX)」という広告配信プラットフォームを利用しています。

ADXは前述のアドネットワークを複数束ねたプラットフォームのことです。

メディアやアドネットワークが持つ広告掲載枠をimpベースで取引をする交換できる所謂入札方式で、広告主の需要とメディアの供給のバランスからimpごとに広告枠ごとに評価を行い価格が決まります。

アドネットワークではどのサイトに広告を出すか、を選びますが
アドエクスチェンジはimp単位で特定のターゲットに対して広告を出すことができるので高い広告効果が望めます。

入札という言葉通り、随時価格の調整を行うことが必要になるので日々のモニタリングが大切です。

価格の設定を適切に行わないと単価の低い広告ばかり表示されたりと収益の取りこぼしが発生してしまいます。

 (小難しいと思われた方にはデイトレードと似た感じ。というとイメージしやすいでしょうか)

 

▼おわりに

「いこーよ」としてNGとしている広告(アルコール、ギャンブル、嗜好品などなど)が出ていないかを日々チェックし、発見したら即ブロックします。

あらかじめ管理画面でジャンルごとにブロックしていますが、隙間をかいくぐって配信されちゃう場合があるんですよね。。。

ウチのチームで見つけられなかった時には社内から「こんな広告出てたけど大丈夫?」とすぐに連絡くださる方が多いので大変助かっています。

 上記のジャンルの中には単価の高い広告もあったりしますが、そこは「親子でのお出かけ先を探すメディア」として健全な広告が表示されるように努めています。

 

 社内の編集さん、エンジニアさん、デザイナーさん、ディレクターさんほか素敵な仲間たちのおかげで「いこーよ」のPVは年間で5億5,000万、UB数は5,800万(2018年11月現在)を超えて、その分広告の収益も年々上昇しています。

 とはいえサイトを広告枠で埋め尽くしてユーザビリティを下げることがないよう、

限られた広告枠の中で収益を最大化するのが今の私のミッションです。